子供たちが、グラウンドでサッカーボールを転がしながら話している。
マサオ「今日はゴール数じゃなくて、シュートミスの数が多いほうが負けな!」
しんご「いいね!面白そう!」
マサオとしんごは敵同士となり
ゲームが始まる。
マサオ、仲間からのナイスパスを受け、シュートする。
しかし外れる。
しんご「はいはい!マイナス1点ね!」
マサオ「くそー、行けると思ったのに!」
今度はしんごにボールが渡る。
絶好のシュートチャンス!
しかし、しんごはシュートを戸惑い、ボールを奪われる。
今度はマサオ!またシュート!
惜しくも外れる。
しんご「はいはい!マイナス2点ね!」
マサオ「….くそー。」
今度はしんごにナイスボールがいく。
しんご、わざとらしくボールを取られる。
しんご「くそー、もう少しでシュートできたのにー。」
マサオ「しんご、ずるいぞ!わざとだろ!」
しんご「いいじゃん!だってシュート外したらマイナスだもん」
マサオ「….」
今度はマサオにPKのチャンス!
マサオ、ボールを目の前にシュート体制に入る。
しばらくぼーっと考え、
マサオ「….シュートしたくない」
しんご「なんで!?チャンスじゃん!」
マサオ「だって外したらマイナス3点になっちゃう。もうシュートしたくない」
マサオ「やっぱり普通のサッカーがいい。ゴールして得点取るのがいい!」
こうしてマサオとしんごは、普通のサッカーをまたし始めましたとさ。
こんにちは、ゆきひろですwいきなりストーリーから入りましたが、
今回伝えたいのは、スコア(得点)をつけるポイントを、「ミス」や「失敗」にすると、
結果やる気を失くすってこと。
じつは、日本の仕事の評価は、大体これを基準にしてしまっている。
販売レジでは、お金の勘定間違えを毎日調べるし、
飲食店では、発注ミスや受注ミスがあると、出来ない人のレッテルを貼られたりする。
どの業種でもミスが測定されていて、それが評価につながっている。
だから最終的にやる気をなくしてしまう。
シュートを打てなくなるマサオのように。
もしレジで「こちらもいかがですか?」と追加セールスした数をスコアし、
それで売れた金額をスコアしたらどうなると思いますか?
飲食店で受発注がうまくいった日を日々スコアし、10日うまくいったら
お食事ボーナスがついたらどう思いますか?
きっと売り上げが上がったり、ミスも少なくなるでしょう。
あなたはどうですか?
自分がミスしたときに、スコアをつけていませんか?
もし、そう感じたら、スポーツのように仕事に取り組むと良い結果が生まれます。
仕事や人生で、ゴール(達成)したときに、スコアをつける。
そして、スコアを取ったら祝う。野球でもヒットやホームランを打ったら、
仲間が祝ってくれるように。勝負はまだまだ分からないけど、その瞬間を祝う。
打てない打率7割ではなく、打つ打率3割と捉える。
サッカーでも、シュートのミス数を数えず、パスやゴール数で評価する。
そんなポジティブな基準を持てると、チャンスを狙って楽しく仕事ができるはずです。
そしてもちろん、スコアをたくさん取れば、ゲームに勝てます。
つまり、人生や仕事でも勝っていけるということ。
人生ゲーム、楽しんだもの勝ちですよ!